年齢区分は大きく3つです。歯が生えてから2歳は900〜1000ppmFを米粒程度、3〜5歳は900〜1000ppmFをグリーンピース程度、6歳〜成人・高齢者は1400〜1500ppmFを歯ブラシ全体1.5〜2cm程度が目安です。
関連)https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-007.html
つまり年齢別管理です。

年齢別指導で最も誤解されやすいのは、濃度だけを覚えて量を落とすことです。実際には、濃度と使用量はセットで案内する必要があります。
関連)https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-007.html
たとえば2歳までの「米粒程度1〜2mm」は、本当にごく少量です。保護者には、爪先にちょこんと乗るくらい、米粒ひとつ分くらいと伝えるとイメージされやすいです。
関連)https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-007.html
量の管理が基本です。
結論はセット説明です。
保護者説明の場面では、濃度表だけ渡すより「年齢、濃度、量、回数」の4点を一度に示した方が誤解が減ります。院内配布物を作るなら、1〜2mm、5mm、1.5〜2cmの3段表示にすると、電話問い合わせも減らしやすいです。
関連)https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-007.html
数字で話せますね。
ただし、ここで「だから何でもOK」とは言えません。上顎中切歯のフッ素症リスクが問題になりやすい臨界期は1〜3歳で、この時期は過量摂取に注意が必要ですし、1500ppmの歯磨剤は6歳未満では控えると明記されています。
関連)https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-007.html
6歳未満は例外です。
現場で「結局どれくらい効くのか」と聞かれたら、ざっくりではなく根拠を持って答えたいところです。e-HealthNetでは、フッ化物配合歯磨剤のむし歯予防効果は概ね24%と整理されています。
関連)https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-007.html
さらに、予防効果はフッ化物イオン濃度に依存し、1000ppmF以上では500ppmF上がるごとに予防効果が6%上昇するとされています。濃度を上げる意味は、感覚論ではなくデータで説明できます。
関連)https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-007.html
つまり濃度差が出ます。
この知識は、6歳以降に1450ppm前後を勧める場面で特に強いです。永久歯列への移行期や、矯正装置でプラークコントロールが落ちやすい患者では、低濃度のまま惰性で使い続ける機会損失を防ぎやすくなります。
関連)https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-007.html
成人・高齢者でも価値があります。根面う蝕に対して67%の予防効果があるとの報告が紹介されており、「子どもの話」として終わらせない方が、家族全体のセルフケア提案につながります。
関連)https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-007.html
高齢者にも有効です。
補助知識として、からみがきを好む人には、先にブラッシングしてからフッ化物配合歯磨剤を歯面に行き渡らせるダブルブラッシング法が適するとされています。説明時間を短くしたい場面では、この一手だけ覚えておけばOKです。
関連)https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-007.html
たとえば要介護者で嚥下障害がある場合、年齢は成人でも、誤嚥リスクへの配慮が必要です。e-HealthNetでは、ガーゼによる吸水や吸引器の併用もよいとされており、単純な成人向け説明をそのまま使わない方が安全です。
関連)https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-007.html
年齢だけでは足りません。
また、日本ではフッ化物配合歯磨剤の市場占有率が2021年に93%超、1000ppmF超の製品だけでも20%超とされます。つまり患者はすでに「何となくフッ素入りを使っている」ことが多く、製品選びより使い方修正のほうが成果につながる場面が少なくありません。
関連)https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-007.html
これは使えそうです。
年齢別基準の原文確認はこちらです。4学会合同提言の補足で、改訂理由と安全性の計算例まで確認できます。
年齢別の使用量、予防効果24%、500ppmごとの上乗せ効果、根面う蝕への効果を確認したい場合の参考です。
厚生労働省 e-HealthNet「フッ化物配合歯磨剤」
あなたの説明次第で、患者が高RDAを毎日選び続けます。
関連)https://nishikoiwa.net/dictionary/e_r/e_r1.html
RDAはRelative Dentin Abrasion、つまり歯磨剤が象牙質をどの程度摩耗させるかを相対的に示す指標です。
関連)https://nishikoiwa.net/dictionary/e_r/e_r1.html
歯科現場では研磨性の説明でよく使われますが、対象はエナメル質ではなく象牙質です。
関連)https://www.quint-j.co.jp/dictionaries/keyword/38679
つまり象牙質基準です。
関連)https://nishikoiwa.net/dictionary/e_r/e_r1.html
ISO 11609では歯磨剤の研磨性評価法としてRDAが扱われ、日常使用を想定した試験法が定められています。
関連)https://www.intertek.com/clinical-studies/invitro-oral-care-abrasivity/
2021年の国内論文でも、ISO 11609に基づく歯磨剤評価項目の1つとしてRDAが示され、国際流通や評価の前提になる指標として位置づけられています。
関連)https://nishikoiwa.net/dictionary/e_r/e_r1.html
RDAは国際規格です。
関連)https://www.intertek.com/clinical-studies/invitro-oral-care-abrasivity/
現場で誤解されやすいのは、「RDAが高いほど危険、低いほど安全」と単純化してしまう点です。
関連)https://nishikoiwa.net/dictionary/e_r/e_r1.html
しかし論文本文でも、RDAは象牙質の削り取られる量を表すもので、傷の深さやダメージそのものを表すわけではないと明記されています。
関連)https://nishikoiwa.net/dictionary/e_r/e_r1.html
数値だけでは不足です。
関連)https://nishikoiwa.net/dictionary/e_r/e_r1.html
臨床説明では、患者に「低い・普通・高め」の感覚を持ってもらうと伝わりやすくなります。
関連)https://www.cinoll.com/ja/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0/rda%E6%AD%AF%E7%A3%A8%E3%81%8D%E7%B2%89%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%88%EF%BC%9A%E7%A0%94%E7%A3%A8%E6%80%A7%E3%83%AC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%81%A8%E5%AE%89%E5%85%A8%E6%80%A7%E3%81%AE%E3%82%AC/
一般的な目安として、RDA70未満は低研磨、70〜130程度は日常使いの範囲として紹介されることが多く、100以下を低研磨剤として推奨する見解もあります。
関連)https://dentalop.localinfo.jp/posts/6976691/
100以下が目安です。
関連)https://dentalop.localinfo.jp/posts/6976691/
実例として、国内論文で検討されたSMILE ONEはRDA88.37、PCR90.90でした。
関連)https://nishikoiwa.net/dictionary/e_r/e_r1.html
この結果から、低研磨でありながら十分なステイン除去力を持つと考察されています。
関連)https://nishikoiwa.net/dictionary/e_r/e_r1.html
ここは重要ですね。
関連)https://nishikoiwa.net/dictionary/e_r/e_r1.html
一方で、検索上位の一般記事では「日本で市販されている歯磨剤はRDA150以下が主流」とされる情報も見られます。
関連)https://www.tsubame-dental-clinic.com/2022/03/03/1068/
さらに日本歯磨工業会に関する論文記載では、本邦で現在市販されている歯磨剤はRDA250以下を満たしていると報告されています。
関連)https://nishikoiwa.net/dictionary/e_r/e_r1.html
上限と主流は別です。
関連)https://www.tsubame-dental-clinic.com/2022/03/03/1068/
歯科従事者が患者説明で悩みやすいのが、知覚過敏患者に研磨性をどう話すかです。
関連)http://www.ne.jp/asahi/fumi/dental/perio2/ip/paste.pdf
日本歯科医師会の解説では、知覚過敏は歯肉退縮、擦り減り、酸蝕、治療後、ホワイトニング後などで象牙質が露出し、刺激が神経へ伝わりやすくなることで起こります。
関連)http://www.ne.jp/asahi/fumi/dental/perio2/ip/paste.pdf
原因は一つではないです。
関連)http://www.ne.jp/asahi/fumi/dental/perio2/ip/paste.pdf
そのため、しみる患者に対してRDAだけを悪者にすると説明が雑になります。
関連)http://www.ne.jp/asahi/fumi/dental/perio2/ip/paste.pdf
JDAは、知覚過敏の改善にも歯みがきは重要であり、硝酸カリウム配合歯みがき剤の継続使用で改善効果が確かめられていると説明しています。
関連)https://www.jda.or.jp/park/trouble/index12.html
歯みがき自体は必要です。
関連)https://www.jda.or.jp/park/trouble/index12.html
ここでの実務的な伝え方は、「象牙質露出がある人ほど、RDA・成分・圧の3つを一緒に見る」です。
関連)http://www.ne.jp/asahi/fumi/dental/perio2/ip/paste.pdf
たとえば、冷水痛があるのに強圧ブラッシングを続け、さらにステイン重視の高研磨寄り製品を選ぶと、症状管理が難しくなります。
関連)http://www.ne.jp/asahi/fumi/dental/perio2/ip/paste.pdf
組み合わせが問題です。
関連)http://www.ne.jp/asahi/fumi/dental/perio2/ip/paste.pdf
知覚過敏の場面では、リスクを減らしつつ継続清掃を狙う必要があります。
関連)http://www.ne.jp/asahi/fumi/dental/perio2/ip/paste.pdf
その場合の候補は、硝酸カリウムなど知覚過敏対応成分を確認できる歯みがき剤を1本に絞って継続使用することです。
関連)https://www.jda.or.jp/park/trouble/index12.html
継続使用が条件です。
関連)https://www.jda.or.jp/park/trouble/index12.html
検索上位の記事では「RDAが低いほど歯にやさしい」という整理が多い一方、論文ではその整理だけでは危険だと踏み込んでいます。
関連)https://nishikoiwa.net/dictionary/e_r/e_r1.html
同じ本文で、粒子設計によってはRDAが大きくても深い傷を残さないものがあり、逆にRDAが小さくても大きな傷がつくものがあるとされています。
関連)https://nishikoiwa.net/dictionary/e_r/e_r1.html
意外なところです。
関連)https://nishikoiwa.net/dictionary/e_r/e_r1.html
この視点は、歯科医院での物販説明にそのまま効きます。
関連)https://nishikoiwa.net/dictionary/e_r/e_r1.html
「低RDAだから安心」と言い切ると、患者が酸蝕歯や根面露出の背景を無視して自己判断し、清掃成分や使用方法の説明不足につながります。
関連)http://www.ne.jp/asahi/fumi/dental/perio2/ip/paste.pdf
言い切りは危険です。
関連)https://nishikoiwa.net/dictionary/e_r/e_r1.html
さらに、PMTCペーストのように汚れを吸着除去する発想の製品では、RDAだけで評価しにくいという指摘もあります。
関連)https://nishikoiwa.net/dictionary/e_r/e_r1.html
つまり歯科従事者側は、店頭歯磨剤とプロケア材料を同じ物差しで語らないほうが説明ミスを減らせます。
関連)https://nishikoiwa.net/dictionary/e_r/e_r1.html
使い分けが基本です。
関連)https://nishikoiwa.net/dictionary/e_r/e_r1.html
この部分の参考になります。国際規格、RDA88.37の実測値、RDAだけで評価する危険性まで本文で確認できます。
関連)https://nishikoiwa.net/dictionary/e_r/e_r1.html
https://www.shinryo-to-shinyaku.com/db/pdf/sin_0058_03_0217.pdf
患者説明で差がつくのは、RDAを単独の数値で終わらせないことです。
関連)http://www.ne.jp/asahi/fumi/dental/perio2/ip/paste.pdf
たとえば「RDAは歯磨剤の強さの目安ですが、しみる原因は歯肉退縮や酸蝕も大きいです」と一文添えるだけで、説明の納得感がかなり変わります。
関連)http://www.ne.jp/asahi/fumi/dental/perio2/ip/paste.pdf
結論は併読です。
関連)http://www.ne.jp/asahi/fumi/dental/perio2/ip/paste.pdf
もう1つ有効なのは、数字を患者が想像できる形に直すことです。
関連)https://nishikoiwa.net/dictionary/e_r/e_r1.html
SMILE ONEのRDA88.37のように100を切る数値なら、「低研磨寄りの帯です」と示し、150前後なら「着色除去寄りですが症状がある部位には使い方を選びます」と補うと実践的です。
関連)https://www.heiwadai-dental.com/blog/435/
言い換えが大事です。
関連)https://nishikoiwa.net/dictionary/e_r/e_r1.html
あなたがスタッフ教育で共有するなら、確認項目は3つで足ります。
関連)http://www.ne.jp/asahi/fumi/dental/perio2/ip/paste.pdf
「根面露出はあるか」「酸性飲料やホワイトニング習慣はあるか」「歯みがき圧が強すぎないか」です。
関連)http://www.ne.jp/asahi/fumi/dental/perio2/ip/paste.pdf
この3点で十分です。
関連)http://www.ne.jp/asahi/fumi/dental/perio2/ip/paste.pdf
知覚過敏説明の根拠整理に使えます。象牙質露出の原因、歯みがき継続の重要性、硝酸カリウム配合歯みがき剤の考え方がまとまっています。
関連)http://www.ne.jp/asahi/fumi/dental/perio2/ip/paste.pdf
https://www.jda.or.jp/park/trouble/index12.html
歯ブラシだけで進めると、あなたの指導時間が逆に増えます。
保育園向けの歯磨き指導教材は、かわいいイラストを作れば足りるものではありません。厚生労働省のフッ化物洗口マニュアルでは、保育所や幼稚園のような集団の場は、継続して口腔保健の効果を出しやすい場として整理されています。 つまり教材は、単発イベント用ではなく、毎日の生活に載せられる形で設計するのが基本です。
関連)https://www.mhlw.go.jp/content/001037973.pdf
ここで外しやすいのが、説明量です。日本歯科医師会系の保健指導用教材では、歯みがきだけではう蝕予防効果が十分ではなく、フッ化物配合歯磨剤の利用や間食の頻度管理まで含めて伝える構成になっています。 つまり「磨き方だけ教える教材」は、実は情報が足りないということですね。
関連)https://www.youtube.com/watch?v=mFLJCsdwa8s
保育園では、1回の指導時間が10分前後になる場面も多く、長い話は入りません。だから教材は、①歯みがきの目的、②やり方、③終わった後の流れ、の3段階に分けると扱いやすいです。結論は分割です。
たとえば、導入は大きな歯の模型やパネル1枚、実技は持ち方カード3枚、締めは「おうちで1日2回」の保護者向けミニ配布物という形です。日本歯科医師会系資料では、1日2回のフッ化物配合歯磨剤を利用した歯みがきが科学的根拠Aとして整理されています。 数字が入ると、園職員にも説明しやすくなります。
関連)https://www.youtube.com/watch?v=mFLJCsdwa8s
教材の中身で優先度が高いのは、「どこを磨くか」より「なぜその順番か」です。日本歯科医師会系資料では、歯と歯ぐきの境目、奥歯、歯と歯の間など、磨き残しが出やすい部位ごとにブラシ選択や当て方の考え方が整理されています。 つまり部位別の図解がある教材は、現場での再現性が高いです。
関連)https://www.youtube.com/watch?v=mFLJCsdwa8s
子ども向け教材にそのまま専門表現を載せる必要はありません。ですが、指導者用の裏面には「奥歯は口を閉じ気味でブラッシング」「歯と歯の間はフロスや歯間ブラシの考え方もある」といった補足を持たせると、歯科衛生士と保育士の認識差を減らせます。 これが基本です。
関連)https://www.youtube.com/watch?v=mFLJCsdwa8s
入れるべき要素は、次の5つです。短く整理します。
特に重要なのは、食習慣を切り離さないことです。日本歯科医師会系資料では、砂糖を含む飲食物の摂取回数がむし歯に大きく関係し、唾液による中和には20分から2時間かかると説明されています。 だから「おやつの回数」と「寝る前の飲食」は、歯みがき教材の外ではなく中に入れるほうが、指導として筋が通ります。
関連)https://www.youtube.com/watch?v=mFLJCsdwa8s
市販教材や手作り教材を選ぶときは、見た目の華やかさより、運用コストで見たほうが失敗しにくいです。保育園では、1クラス20人前後でも、準備3分と片付け5分の差が積み重なると月単位でかなり大きな負担になります。意外とここです。
選ぶ基準は3つで十分です。つまりシンプルです。
この3点を満たしやすいのは、A3パネル、ラミネートカード、口腔模型、歌や手順表の組み合わせです。検索上位には制作アイデア記事が多い一方で、厚労省のマニュアルや自治体の実施資料を見ると、実際の現場では「練習手順」「量」「時間」「希望しない園児への対応」まで明文化されています。 つまり、教材は作品ではなく手順書でもあるということです。
たとえばフッ化物洗口を園で扱う場合、新潟県加茂市の実施マニュアルでは、園児のコップに洗口液を7ml入れること、水道水で事前練習すること、希望しない園児には水道水で同様に参加できるよう配慮することが示されています。 ここまで決まっているなら、教材にも「見学ではなく同じ動きをする」設計を入れたほうが、現場の混乱を減らせます。配慮が条件です。
保育園の歯磨き指導で、意外に差が出るのがフッ化物の扱いです。厚生労働省の2022年版フッ化物洗口マニュアルでは、保育所や幼稚園、子ども園などで集団的に応用できることが大きな特徴とされ、毎日法では225ppm、250ppmまたは450ppmの濃度例が示されています。 茨城県のマニュアルでも、未就学児の毎日法は225〜250ppm、1回5ml、30秒から1分の洗口が示されています。
関連)https://www.ibasikai.or.jp/wp-content/uploads/2021/04/2021_Ibaraki_Fluoride_Mouthwash_Manual.pdf
ここで驚きがあるのは、「週1回のほうが園では楽だから最適」とは限らない点です。茨城県マニュアルでは、保育所・幼稚園等では低濃度の洗口液で毎日行う方法が安全で効果的と整理されています。 つまり、回数を減らせば負担が減る、とは単純に言えないんですね。
関連)https://www.ibasikai.or.jp/wp-content/uploads/2021/04/2021_Ibaraki_Fluoride_Mouthwash_Manual.pdf
さらに、加茂市の実施資料では、4歳から実施した群でフッ化物洗口の永久歯むし歯予防効果が40〜80%、全体として30〜80%とされています。 フッ化物歯面塗布20〜40%、フッ化物配合歯みがき剤20〜30%という比較もあり、園で扱う教材に「歯ブラシだけではない予防」を入れる意味が見えてきます。 数字で伝わります。
ただし、教材に書く表現は慎重さが必要です。日本歯科医師会系資料でも、フッ化物洗口剤は医薬品であり、歯科医師の指導のもとで密に連携して実施するとされています。 そのため、ブログ記事では「園で独自に始めればよい」ではなく、「地域歯科医師会や自治体、園医との連携が前提」と書くのが安全です。ここは必須です。
関連)https://www.youtube.com/watch?v=mFLJCsdwa8s
フッ化物の位置づけを保護者に説明するなら、次の流れが自然です。
日本歯科医師会系資料では、市販歯磨剤の約9割にフッ化物が配合されているとされ、利用後はうがいを最小限にするか、少量の水で行うのが効果的と説明されています。 うがいの説明まで教材に入れると、家庭での実践率が上がりやすいです。
関連)https://www.youtube.com/watch?v=mFLJCsdwa8s
たとえば、園児向けには歯の絵合わせカード、職員用には3分指導台本、保護者向けにはA5片面のホームケアメモを用意します。厚労省や自治体資料が示すように、集団口腔保健は継続実施、事前練習、個別配慮、手順統一が鍵です。 つまり、教材単体ではなく「仕組み」にすると強いということですね。
関連)https://www.mhlw.go.jp/content/001037973.pdf
保護者向けメモに入れたい文言は、次のようなものです。これは使えそうです。
これらは、日本歯科医師会系資料の科学的根拠一覧やフッ化物配合歯磨剤の説明と整合します。
関連)https://www.youtube.com/watch?v=mFLJCsdwa8s
さらに、現場リスクの観点でも独自化できます。フッ化物や集団指導は、保護者から「うちの子は大丈夫か」「飲み込まないか」と質問されやすい領域です。加茂市の実施資料では、洗口が上手にできない園児は水道水で十分練習し、希望しない園児には水道水で同様に参加する配慮が示されています。 この運用を記事で紹介すると、クレーム予防まで含んだ記事になります。ここが差です。
参考になる公的資料です。フッ化物洗口の考え方、濃度、対象施設、実施上の注意点がまとまっています。
厚生労働省 フッ化物洗口マニュアル(2022年版)
歯みがき、フッ化物配合歯磨剤、甘味摂取頻度、保健指導用教材の作り方を広く確認したい場合の資料です。
日本歯科医師会関連 保健指導用教材資料
あなたの記入ミスで再指導が長引くことがあります。
プラークチャートは、染め出したプラークの付着部位を歯ごとに記録し、口腔衛生状態を見える化するためのものです。日本歯周病学会のガイドラインでは、O'Learyのプラークコントロールレコードとして、各種のプラークチャートを用い、近心・遠心・唇頬側面・舌口蓋側の4分割で、各歯面の歯頸部における細菌性プラークの有無を判定するとされています。
関連)http://www.matsudadent-whitening.jp/1045periodontitis/plaque-chart
ここが基本です。
つまり、見る場所は「歯全体」ではありません。歯頸部です。歯の真ん中がうっすら染まっていても、評価の中心は歯肉縁に沿った部位です。この軸がぶれると、術者ごとに記録が変わり、再評価の比較が難しくなります。
さらに大事なのが、記録の目的をスタッフ間で揃えることです。単にチャートを埋める作業ではなく、患者説明、TBI、再評価、治療移行の判断材料として使う前提で書く必要があります。日本歯周病学会は、検査結果を診療録に記録し、再評価時に比較検討できるようにすることを求めています。記録が雑だと、その後の説明時間が長くなります。痛いですね。
関連)http://www.matsudadent-whitening.jp/1045periodontitis/plaque-chart
歯周基本治療の流れでも、プラークコントロールの確立はすべての治療ステージに優先されるとされています。だからこそ、プラークチャートは「初診の説明資料」でもあり「次の治療へ進めるかの判定資料」でもあります。単なる衛生指導用紙ではありません。意外ですね。
関連)http://www.matsudadent-whitening.jp/1045periodontitis/plaque-chart
書き方を安定させるには、PCRの計算式まで理解しておくほうが早いです。O'LearyのPCRは、全歯面を100%として何%の歯面にプラークが付着しているかを算定します。1歯4面で数えるので、20本あれば80面、28本なら112面です。20本で20面染まれば25%、28本で28面染まれば25%という考え方です。
関連)http://www.kaorudental.com/blog/detail.html?id=28
計算は単純です。
染色面数÷総歯面数×100で出せます。現場では「付着面数÷対象歯面数」で見れば足りますが、対象歯が欠損や萌出途中で変わる患者では、母数を毎回同じにしないと前回比較がずれます。ここに注意すれば大丈夫です。
目標値も知っておきたいところです。スケーリング・ルートプレーニングに入る前はPCR20%以下、歯周外科が必要な患者では10%以下が目標とされます。FUMI's Dental Officeでも同じ目安が示され、日本歯周病学会の記載でも歯周外科治療を行うには少なくともO'LearyのPCRが20%程度を維持できることが望ましいとされています。
つまり、20%以下なら「かなり磨けている」で終わりではありません。次の処置へ進める条件として機能する数字です。ここを患者に伝えずに「もう少し頑張りましょう」で終えると、再来時の温度差が大きくなります。結論は、数値の意味まで説明することです。
関連)http://www.matsudadent-whitening.jp/1045periodontitis/plaque-chart
この目標設定は、読者の常識に反するポイントでもあります。プラークチャートは書ければよい、ではありません。20%を切れない記録は、治療判断に使いにくい記録になりやすいです。記録のきれいさより、再現性と目標到達の見える化が条件です。
迷いやすいのは、どこを「付着あり」とするかです。染め出し前に歯面が唾液で覆われていると、プラークがきちんと染め出されにくいため、軽く乾燥してから染める必要があります。染色後は軽くうがいをして、歯頸部の残存を4面ごとに見ます。乾燥不足のまま判定すると、最初から記録がぶれます。
ここが盲点です。
もう一つ多いのが、磨き残しの量で迷うケースです。PCRは本質的に「量」より「有無」で見る評価です。福島市の歯科医院の解説でも、歯と歯肉の境目に肉眼で見えるプラークが残っているか、いないかを4か所で記録すると説明されています。べったり付いているか薄く残っているかより、残っていれば1面として扱うほうがブレません。
関連)http://www.kaorudental.com/blog/detail.html?id=28
欠損歯やクラウン装着歯も悩みやすいところです。対象歯として口腔内に存在する歯を母数に入れ、各歯面の歯頸部で判定するのが原則です。補綴物がある歯は除外ではなく、むしろプラークリテンションファクターの確認が必要な歯になりやすいです。補綴周囲の汚染は見逃しやすいですね。
関連)http://www.matsudadent-whitening.jp/1045periodontitis/plaque-chart
また、記入の見た目を整えようとして、曖昧な面を空欄にするのは避けたいところです。空欄は未評価なのか付着なしなのかが分からず、次回比較で混乱します。記録の意味を残すなら、迷った面ほどその場で確認して○×や着色で統一するのが原則です。つまり、空欄を作らないことです。
関連)http://www.matsudadent-whitening.jp/1045periodontitis/plaque-chart
プラークチャートの価値は、記録そのものより説明力にあります。染め出すことで患者自身もどこにプラークが付着しているかを知ることができ、付着部位をどう磨けるようにするかが口腔清掃指導のポイントになると示されています。見えている赤い部位を、そのままブラッシング指導に変換できるわけです。
説明は短くで十分です。
たとえば「右上奥歯の頬側は0、でも舌側遠心だけ毎回残る」という言い方にすると、患者は一気に理解しやすくなります。28本で112面と聞くと抽象的でも、「毎回3面だけ残る」と伝えると行動に落ちます。これは使えそうです。
関連)http://www.kaorudental.com/blog/detail.html?id=28
歯周治療のガイドラインでも、患者の治療への積極的な参加、セルフケア、再動機づけが重要とされています。だから、プラークチャートは検査票であると同時に、患者のモチベーション設計ツールでもあります。数値だけでなく、残存パターンを言語化すると指導時間が短くなります。
関連)http://www.matsudadent-whitening.jp/1045periodontitis/plaque-chart
ここで役立つのが、口腔内写真との併用です。日本歯周病学会は口腔内写真を正確な記録手段として位置づけており、文章や数値だけでは伝えにくい状態を補えるとしています。リスクは「説明が伝わらないこと」、狙いは「同じ部位を自宅で再現して磨いてもらうこと」、候補は「写真付き説明シートを1枚残す」です。写真があれば、次回来院時の確認も早いです。
関連)http://www.matsudadent-whitening.jp/1045periodontitis/plaque-chart
参考になる基準値と検査項目の整理です。歯周治療の検査項目やO'LearyのPCRの位置づけを確認できます。
日本歯周病学会『歯周治療のガイドライン2022』
検索上位の記事は、書き方や計算方法で止まることが多いです。ですが現場では、記録の速さより「誰が書いても同じ傾向が出るか」が重要です。東京歯科大学の資料でも、O'LearyのPCRにおける術者間判定が研究対象になるほど、判定のぶれは現実的な課題です。
関連)https://ir.tdc.ac.jp/irucaa/bitstream/10130/2177/1/93_539.pdf
つまり再現性です。
再現性を上げるには、院内ルールを細かく決めるのが近道です。たとえば「歯頸部に肉眼で確認できたら1」「疑わしい面は再乾燥して再確認」「空欄禁止」「欠損歯は母数から外す」「前回と同じ照明条件で見る」などです。これだけで、同じ患者のPCRが担当者変更で大きく跳ねる事態を減らせます。
加えて、治療移行ラインをスタッフ全員で共有すると、記録の意味が強くなります。PCR20%以下は基本治療の次段階、歯周外科を視野に入れるなら10%以下という目安を共通認識にすると、「今日は染めて終わり」の検査になりません。数字は評価だけでなく、院内の意思決定ラインになります。これは重要ですね。
関連)https://ir.tdc.ac.jp/irucaa/bitstream/10130/2177/1/93_539.pdf
忙しい診療では、デジタル入力も有効です。歯科システムではプラーク付着面をなぞって入力し、プラークスコアを自動算定できる機能や、診療文書へ反映できる仕組みもあります。リスクは「手書き集計で時間を取られること」、狙いは「記録の標準化と説明時間の短縮」、候補は「自動算定できる院内ソフトで統一すること」です。手段は何でもよいですが、ぶれを減らす設計が最優先です。
関連)https://www.narcohm.co.jp/products/tatsujinplus/kensa.html