アリスソフトが無料配布を開始した闘神都市シリーズには、以下の作品が含まれています:
これらの作品は、公式サイトから合法的にダウンロードして遊べるようになりました。90年代を代表するRPGが、現代のゲーマーにも触れられるようになったのは画期的なことですね。
闘神都市の世界では、超能力者たちが「闘神大会」と呼ばれる壮大なトーナメントで戦います。プレイヤーは主人公となって、この大会に参加することになります。
物語は一見シンプルな大会モノに見えますが、実は深い人間ドラマや陰謀が絡み合う重厚なストーリーが展開されていきます。特に、キャラクター同士の関係性や心理描写は、当時のゲームとしては画期的な深さを持っていました。
闘神都市の戦闘システムは、単なるターン制RPGとは一線を画す独創的なものです。プレイヤーは超能力「サイキッカー」として戦いますが、その戦い方は非常にユニークです:
このシステムは、後のRPGにも大きな影響を与えたと言われています。
古いゲームを現代のPCで動かすには、いくつかの工夫が必要です。以下の手順で比較的スムーズに遊べるようになります:
闘神都市シリーズは、その後のRPGやアドベンチャーゲームに大きな影響を与えました。特に以下の要素は、現代のゲームにも受け継がれています:
これらの要素は、現代のゲームでも重要視されている部分であり、闘神都市の先進性を示すものと言えるでしょう。
アリスソフトが公式に無料配布している闘神都市シリーズの各作品について、詳しく見ていきましょう。
闘神都市(初代)は、1990年に発売された作品です。当時としては画期的な戦闘システムと、プレイヤーの選択次第で変化するマルチエンディングが特徴でした。現代のゲーマーからも「システムの完成度が高い」という評価を受けています。
闘神都市IIは、1994年にリリースされ、前作の世界観を踏襲しながらも、グラフィックやサウンドが大幅に強化されました。特に音楽面では、当時のPC-98の限界に挑戦するような高品質なBGMが実装されています。
闘神都市IIIは、1995年に登場し、シリーズの集大成として位置づけられています。3Dポリゴンこそ使用していませんが、疑似3D表現による戦闘シーンは、当時のPCゲームとしては革新的でした。
闘神都市の世界設定は、現代日本を舞台としながらも、超能力者たちの存在する独特なパラレルワールドとなっています。
ストーリーの核となる「闘神大会」は、単なる力の争いではありません。参加者たちはそれぞれの思いや信念、時には復讐や愛情といった複雑な動機を持って戦います。この人間ドラマの描写が、シリーズの大きな魅力となっています。
特筆すべきは、キャラクターの心理描写の深さです。敵として登場するキャラクターでさえ、単純な善悪では割り切れない背景を持っており、プレイヤーに深い考察を促します。
例えば、闘神都市IIでは、主人公の幼なじみが重要な役割を果たしますが、その関係性は物語が進むにつれて複雑に変化していきます。このような展開は、当時のアドベンチャーゲームの中でも特に高い評価を受けました。
闘神都市シリーズの戦闘システムは、「超能力バトル」という設定に完璧にマッチした独自のものです。
特徴的なのは以下の要素です:
これらのシステムは、後のRPGにも大きな影響を与えました。特に、属性相性システムは、現代のゲームでも頻繁に見られる要素となっています。
戦闘の駆け引きも非常に深く、単に強い技を使えば勝てるわけではありません。相手の動きを読み、効果的なタイミングで技を出す必要があります。この戦略性の高さは、今でも多くのプレイヤーを魅了しています。
DOSBoxを使用して闘神都市シリーズを動作させる際の具体的な設定について解説します。
まず、DOSBoxの設定ファイル(dosbox.conf)で以下の項目を調整します:
cycles=max
core=normal
cputype=pentium
memsize=16
日本語環境の設定も重要です。DOSBoxの設定ファイルに以下を追加します:
machine=svga_s3
ems=true
xms=true
これらの設定により、比較的スムーズな動作が期待できます。ただし、PCの性能によって最適な設定値は異なる場合があります。