アニスとランス10の魔法使いが暴走する千鶴子との関係性

ゼスの最強最狂の魔法使いアニスの魅力とランス10での活躍を徹底解説。魔法レベル3の素質を持ちながら制御が甘く「味方殺しのアニス」と恐れられる彼女の千鶴子との関係や、ランス10での重要な役割とは?あなたはこの危険な魔法使いの魅力に気づいていましたか?

アニスとランス10の魔法使い

アニス・沢渡とは
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最強最狂の魔法使い

魔法レベル3という伝説級の素質を持ちながら、制御の甘さで敵味方区別なく全滅させる「味方殺しのアニス」

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千鶴子との絆

14歳の時の致命的な魔力暴走を千鶴子が救い、以来絶対の心服を寄せている

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ランス10での役割

魔人レッドアイに寄生され「魔法Lv3・オン・魔法Lv3」という最凶存在となり、物語の重要な転機を担う

アニスの魔法レベル3と危険な制御力

アニス・沢渡はゼス国が誇る最強にして最狂の魔法使いです。魔法レベル3という伝説クラスの素質と魔力を持ちながら、その制御の甘さから「味方殺しのアニス」という異名で恐れられています。彼女の魔力は非常に強力で、街を練り歩くだけで「アニス様注意報」が発令されるほどです。

 

アニスが身につけている多数のアイテムは、実は魔力を制御・抑制するための強力な拘束具です。これらは並みの魔法使いなら動くことすらできなくなるほど強力なもので、彼女の危険な魔力を抑え込むために必要不可欠なものとなっています。唯一、髪飾りだけは千鶴子からプレゼントされた健全なアクセサリーだと言われています。

 

彼女の天然でいい加減な性格と、アホっぽいぬけたしゃべり方も特徴的です。このような性格と制御できない魔力の組み合わせが、アニスを周囲にとって予測不能な危険因子にしています。

 

アニスと千鶴子の師弟関係と絶対の忠誠

アニスは幼少期から危険な魔力のため事実上のネグレクト状態にありました。14歳の時に致命的な魔力暴走を起こし、本来なら殺害処分されるところでした。しかし、当時四天王となったばかりの15歳の千鶴子の判断により、1000人の魔法使いで数日かけて抑え込まれ保護されました。

 

この出来事以来、アニスは千鶴子に絶対の心服を寄せるようになりました。他の国家からスカウトが来ても一切応じないほどの忠誠心を持っています。ランス10では、自身の貞操をランスに奪われたことを千鶴子が問題視していると知ると、自分が先に男性を経験したことに怒っていると勘違いし、千鶴子を拘束してランスに処女を差し出すという珍妙な行動を取っています。

 

千鶴子もまた、不肖の弟子ながらアニスを大切にしています。ランス10では「親御さんから預かった大事な弟子を傷物にしてしまった」と激しく動揺する姿が描かれており、その心配が前述した千鶴子の処女喪失につながるという展開も見られます。

 

アニスがランス10で魔人レッドアイに寄生される衝撃展開

ランス10では、アニスは物語の序盤で魔軍によるゼス方面北侵部隊の迎撃に向かうも、戦闘中に失踪します。後に闘神Γに寄生した魔人レッドアイとの戦いに敗れ、虜囚となっていたことが判明します。

 

しかし、彼女は一方的に倒されたわけではなく、魔人の無敵結界に保護されていない闘神の指を吹き飛ばし、癇癪を起こしたレッドアイに闘神を破棄させるという戦果を上げていました。

 

その後、ペンシルカウから疎開中のカラーを追撃するため、闘神Γに代わる形でレッドアイが彼女の身体に寄生します。これにより「魔法Lv3・オン・魔法Lv3」という、登場人物にとってもプレイヤーにとっても悪夢としか言いようがない最凶存在が誕生します。無尽蔵に放たれる破壊光線により、疎開中のカラーを大勢殺害するという悲劇を引き起こしました。

 

ランスはリズナのハニー体質(魔法無効)の協力を得て、魔法攻撃を封殺して勝利します。レッドアイは「新たなボディがそれまでの闘神Γと比べて耐久性に劣っていた」と敗因を分析し、アニスから離れていきます。

 

アニスの黒色破壊光線とゲーム内での性能

アニスの魔法の中でも特に恐れられているのが「黒色破壊光線」です。この魔法は彼女の高い攻撃力と相まって凄まじい威力を発揮します。

 

ランス10のゲームシステムでは、アニスは60%で発動する自動攻撃の「勝手に魔法」と5%で味方に攻撃をする「暴走味方攻撃」を持っています。一見すると役立たずに思えますが、APのやりくりが大変なゲームシステムにおいて、自動攻撃は意外と役立つことがあります。ターン制限のある戦闘で手持ちの編成で一手足りない時は、運に任せて彼女を加えると勝てることもあるのです。

 

レア度の高いLv88のアニスは一転して強力で、1AP累積2倍攻撃の「死爆」と9AP10倍攻撃の黒色破壊光線を持ちます。黒色破壊光線は彼女の高いATと相まって凄まじい威力を発揮しますが、最大級のAPコストを持つため3ラウンド&1ラウンドキルに使えないという使い勝手の悪さが難点です。

 

アニスとランスの関係性変化と処女喪失の顛末

アニスは、それなりに美人であるにもかかわらず、あまりに危険過ぎるためか、ランスが手を出すことのなかった数少ない女性キャラクターの一人でした。しかし、ランス10で遂に彼女の処女が奪われることになります。

 

レッドアイに寄生された後、アニスはカラーに対して大きな被害を与えてしまいます。ランスはこの事態を収拾した後、「まだレッドアイに寄生されているに違いない」という口実でアニスに迫ります。魔法対策としてゴブリンまで配置するという徹底ぶりで、拷問部屋にて彼女の処女を奪うのです。

 

アニスは千鶴子に助けを求めますが、失言により見捨てられてしまいます。その後、ランスの容赦ない行為にトラウマを抱えることになり、戦闘時に暴走して街に攻撃を放ったり、味方を攻撃したりと、より厄介な行動が増えていきました。

 

寄生されていたとはいえ、カラーに犠牲が出ている以上、これは寛容な処置とも言えるかもしれません。むしろカラーの死生観がかなりドライとも考えられます。

 

アニスの魔法暴走が物語に与えた影響と重要な役割

アニスの魔法暴走は、ランス10の物語において重要な役割を果たしています。特にAルート「空から」では、トッポスと並ぶ厄災として扱われながらも、彼女抜きでは成立し得ない重要な役割を担っています。

 

また、ランス10の終盤では、アニスが火山にトッポスの卵を落としてしまうという失敗が、ランス城がベズドグ城に文字通り突撃するという展開につながります。彼女の予測不能な行動が、物語の大きな転機となっているのです。

 

アニスの魔法レベル3の力は、単なる暴走だけではなく、その真の力の一端もゲーム内で垣間見ることができます。彼女の存在は、ゲーム内での戦略的な選択肢を広げるだけでなく、物語の展開にも大きな影響を与えています。

 

ゼスでは名実ともに役職なしの厄介者として扱われていますが、自由都市の一つから将軍として引き抜きたいというオファーを頑なに断っているところからも、彼女の千鶴子への忠誠心の強さがうかがえます。

 

アニスは危険で予測不能な魔法使いでありながら、その純粋さと忠誠心、そして物語における重要な役割によって、ランスシリーズの中でも印象的なキャラクターとなっています。彼女の存在は、ゲームの戦略性と物語の深みの両方に貢献しているのです。