リーザス勢力において、プレイヤーが最も注目すべきキャラクターは「スー」と「ハウレーン」の2人です。彼女たちはランス10の攻略において非常に重要な役割を果たします。
スーは元々「肉食系女子」として知られていましたが、現在は「淑女(疑惑)」という設定に変わっています。彼女の最大の特徴は褐色肌であり、リーザス勢力の中でも貴重な存在です。ゲーム内では「プロヴァンス」という重要なスキルを所持しているため、最高得点攻略を目指すプレイヤーにとっては必須のキャラクターとなっています。
一方、ハウレーンは「女騎士ガチ勢」として描かれており、特にクマのぬいぐるみを愛する一面を持っています。彼女もまた「プロヴァンス」スキルの所持者であり、スーの代替として機能します。ただし、攻略ガイドによると彼女は「キャラクリ非推奨」とされており、その特性を活かした運用が求められます。
8ターン目の防衛戦では、このスーとハウレーンの確保を優先することが推奨されています。プロヴァンスを習得できると、一気に冒険が楽になるためです。ただし、リーザス降伏ルートを選択すると彼女たちは捕虜になってしまうため、最高得点攻略では降伏ルートを辿れないという点に注意が必要です。
ランス10においてリーザス城は、ゼス宮殿と並ぶ攻略の難所として知られています。特に注目すべきは、リーザス城の難易度が「最終戦に誰が来るか」によって大きく変わる点です。編成次第ではゼス宮殿よりも凶悪な難所となる可能性があります。
リーザス城攻略のポイントは以下の通りです。
また、シャングリラ制圧は高確率で2行動になるため、後々ランスに「鬼畜アタック」を習得させられなくなる可能性があります。リーザス将軍(コルドバやエクスなど)を野良捕獲できない限り、ALICE戦は「ランスアタック」で挑むことになります。
リーザス王国の軍事力は、色分けされた複数の軍隊から構成されています。それぞれの軍には特徴があり、優秀な将軍たちが率いています。
第1軍・黒の軍:リーザス軍の主力部隊です。団長のバレス・プロヴァンスはリーザス軍全体の指揮を執る立場にあります。彼の戦略眼はリーザス軍の要であり、多くの戦いで勝利に貢献してきました。
第2軍・青の軍:防御に特化した軍隊です。堅固な防衛線を築くことを得意としており、敵の侵攻を食い止める役割を担っています。
第3軍・赤の軍:優秀な戦士たちを集めた先鋒集団です。攻撃力に優れており、敵陣に切り込む役割を果たします。
第4軍・白の軍:遊撃部隊として機能します。機動力を活かした戦術を得意としています。
金の軍:美女のみを集めた親衛隊です。見た目の美しさだけでなく、戦闘能力も高いエリート集団です。
紫の軍:後方支援専門の魔法軍です。魔法による援護や情報収集を担当しています。
これらの軍隊を率いる将軍たちの中でも、特に注目すべきはリック、バレス、エクスといったリーザス将軍たちです。彼らは捕獲できないため、戦略的に対処する必要があります。
ランス10の物語において、リーザス勢力は人類側の主要勢力として重要な役割を果たしています。物語の背景には、人と魔物それぞれが住む2つの地に大陸が分かれて千余年が経過した後、突如として魔物大軍団が人間界への侵攻を開始するという設定があります。
この危機的状況において、魔物界では魔人ケイブリスが全てを掌握し、その矛先を人類へと向けました。対する人類側は国家間の諍いが絶えず、統率された魔軍との力量差は歴然としていました。
そんな中、混乱する首脳会談でランスが立ち上がり、「おまえら全員、俺様の部下になれ。そうしたら魔軍なんぞ俺様が潰してやる」と宣言します。この宣言に対し、リーザス王国の女王リア・パラパラ・リーザスをはじめとする各国の首脳が同意したことで、ランスの元に全人類が一つになり、大戦争が始まるのです。
この設定からも分かるように、リーザス勢力はランスシリーズにおいて長い歴史を持つ国家であり、特にランスIIIでは「リーザス陥落」というサブタイトルが付くほど重要な舞台となっていました。
ランス10の攻略において、リーザス勢力の捕虜を適切に扱うことは非常に重要です。特に10ターン目以降の展開では、捕虜の登用と好感度の管理が勝利の鍵を握ります。
リーザス制圧後、ランスの大満足ボーナス「好感度+3」を活用するためには、事前に各リーザス捕虜を登用しておく必要があります。具体的には、メナド、キンケード、チルディといったリーザス捕虜を登用することが推奨されています。
ただし、ハウレーンについては行動数の兼ね合いによりキャラクリできないため、登用は不要とされています。また、プロヴァンスを引き継がせる場合は、捕虜合体で対応するのが効果的です。
さらに、「好感度+3」の効果を最大化するためには、キャラクリできない余分な武将を解雇しておくことも重要です。これにより、好感度ボーナスの対象者を増やすことができます。
リーザス戦以降は敵ガード要員が減るため、卑弥呼などの特定キャラクターは居なくても問題ありません。不安がある場合は、デュックを捕獲して「超A級スナイパー」を暗殺持ち忍者に踏襲させておくと安心です。敵にガードされても、暗殺で対処できるようになります。
ただし、プロヴァンスなしのルートを選択した場合は合体ができないため注意が必要です。このように、リーザス勢力の捕虜管理は、ゲーム全体の戦略に大きく影響する要素となっています。
ランス10の物語において、リーザス勢力と魔人ケイブリスの対立は中心的なテーマとなっています。魔人ケイブリスは魔物界の首領であり、多くの魔人が人類に対して過激思想や不信感を持っています。
魔人たちは先代魔王ガイの遺言に不服を持ち、魔物たちの領土拡大を狙っています。そのため、ランスシリーズの歴史上においても現代においても、人類の脅威となる魔人の多くはケイブリス派に所属しています。
しかし、興味深いことに首領であるケイブリスに親しい魔人は実は少なく、対立する派閥のホーネット派の人類に対する穏健的な方針に賛同できないなどの理由で、消去法で所属している魔人や利害関係の一致のみで所属している魔人も多いのです。そのため、ケイブリス派の結束力は必ずしも堅いとは言えません。
それでも、ケイブリス派は過半数の魔人が属しており、魔人四天王のうち三人やそれ以外にも魔人四天王に匹敵する戦闘力を持つレッドアイ、人間世界では到底成し得ない兵器を作成するブレインのパイアールなど、質量共にホーネット派を圧倒しています。そのため、派閥抗争では優勢な立場にあります。
このような背景から、リーザス勢力を含む人類側は、内部に亀裂を抱えながらも強大な力を持つケイブリス派と対峙することになります。この対立構造がランス10の物語に深みと緊張感をもたらしているのです。
リーザス王国はランスシリーズにおいて重要な位置を占める国家であり、その歴史はシリーズを通じて徐々に明らかになってきました。
リーザス王国は大陸東方に位置する豊かな大国です。かつてはヘルマン帝国の一部でしたが、後に分離独立しました。国の君主は女王リア・パラパラ・リーザスですが、彼女がランスに惚れこんでいることから、シリーズの多くの作品においてランスの強力な味方として登場します。
しかし、実質的には女王リアの筆頭侍女を務めるマリスが国を切り盛りしている状態にあります。このような政治体制がリーザス王国の特徴の一つとなっています。
ランスシリーズにおけるリーザス王国の重要性は、特に『Rance III -リーザス陥落-』で顕著に表れています。このゲームは1991年11月15日に発売されたアダルトゲームであり、ランスシリーズの第三作目です。2015年8月28日にはリメイク版である『ランス03 リーザス陥落』も発売されました。
『Rance I』と『Rance II』においてランスは一人の戦士として描かれていたのに対し、『Rance III』ではリーザス王国を救うためにヘルマン帝国軍と戦う様子が描かれています。TADAとともに同作の世界観を構築したぷりんが正統派RPGに由来する設定を組み込んだ結果、物語の深みが増し、同作を初出とする設定群は以降のシリーズの基礎となりました。
このように、リーザス勢力はランスシリーズの世界観形成において重要な役割を果たしてきました。ランス10においても、人類側の主要勢力として魔人ケイブリス率いる魔軍との大戦争で重要な役割を担っています。
リーザス勢力の中でも、あまり注目されないながらも独自の魅力を持つキャラクターとして「チルディ」が挙げられます。彼女はリーザス勢力の捕獲対象の一人として登録されていますが、その魅力は単なるゲームシステム上の価値にとどまりません。
チルディはお菓子作りのスキルを持っており、レベル2の腕前を誇ります。ゲーム内ではジュリアのお菓子担当として活躍しています。また、「隠し切れてないチョロイン」という特徴を持ち、一見すると強気な態度を取りながらも、実は素直になれない性格の持ち主です。
彼女の成長ストーリーは、ランス10の物語の中で徐々に展開されていきます。当初は単なるリーザス勢力の一員として登場しますが、ストーリーが進むにつれて彼女の内面や過去が明らかになり、プレイヤーの共感を呼ぶキャラクターへと成長していきます。
特に、彼女のお菓子作りの腕前は、単なる趣味ではなく、彼女の優しさや思いやりの表現方法として描かれています。戦争という過酷な状況の中でも、仲間たちを笑顔にするために腕を振るう姿は、リーザス勢力の人間味ある側面を象徴しています。
また、チルディは「普通」と評価されているものの、実は